オーロラとは?
オーロラとは、宇宙(太陽)から飛んでくる電気を帯びた粒子(プラズマ)が空気中の酸素や窒素などと衝突し、その時発生するエネルギーが光となって現れる現象です。
オーロラはなぜ光るの?
太陽から飛んでくる電気を帯びた粒子(プラズマ)が地球の大気と衝突し、その時発生するエネルギーが光となったのがオーロラです。原理はカラーテレビと同じ。カラーテレビの場合は、テレビの裏にある電子銃と呼ばれる装置から電子が放出され、前面の蛍光灯に衝突して発光します。オーロラの場合、電子を放出するのは太陽の外側の大気・コロナで、画面に相当するのが地球の上層大気です。
どうして色に違いがあるの?
太陽から飛んでくる粒子が、大気中のどんな分子やE8EBFC原子とぶつかるかによって色のバリエーションができます。最も多く見られる白っぽいグリーンは、酵素原子との衝突から生まれ、ブルーは窒素原子との衝突から生まれる色です。
どのくらいの高さに出るの?
オーロラは地上約100~500kmの高さで光っています。飛行機の窓からオーロラが同じ高さに見えるのは、地球が丸いためだったり、目の錯覚によるもの。飛行機の高度はわずかに約10kmです。
どこでよく見られるの?
オーロラが最もよく現れるのは「オーロラ帯」と呼ばれ、極を取り巻いてベルト状に分布しています。この場合の「極」は地理上の極ではなく、地球の磁場の極「磁極」をいい、磁北極はグリーンランドです。オーロラ帯は地磁気緯度で65~70度の地域で、統計上、1年に200日以上も見られることになっています。
新月じゃないとオーロラは見ることができないの?
一般的に周辺が暗い新月の夜の方が弱い光のオーロラでも見ることができますので、オーロラが見えやすい環境にあると言えます。
一方、満月の夜に光の強いオーロラが出ると、月とオーロラの競演でより美しい光景をご覧いただくことができます。
人気のオーロラリゾート
オーロラベルト(オーロラオーバル)
極を取り巻いてベルト状に分布する地磁気緯度-80度の地域で、統計上年に200日以上オーロラが現れるエリアです。
北欧 オーロラも観光も楽しみたい方におすすめ!
サーリセルカ フィンランド屈指のオーロラリゾート
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月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 10 3 -3 -6 -8 -7 -2 最低気温(℃) 3 -2 -10 -14 -17 -16 -12 降水量(mm) 18 22 19 16 16 18 14 【フィンランド・サーリセルカ】
フィンランド最北のオーロラリゾート、サーリセルカはフィンランド人にも人気のウィンターリゾートです。ラップランドの先住民族サーミが住む街としても知られています。サーリセルカは小さな町で中心部にホテル、レストラン、スーパーマーケットなどがそろっており、どこへでも歩いていける手軽さが魅力です。スキーやスノーボードをはじめ、犬ぞりやスノーモビルなどアクティビティも充実している人気のオーロラリゾートをお楽しみください。フィンランドのオーロラが見えやすい時期
季節によって楽しみ方も変わるのがフィンランドの魅力です。
[10月・11月]
10月・11月は例年雪が積もっていないため、雪の中で行うオプショナルツアーにご参加いただけませんが、ハイキングなどを楽しむことができます。また、過去30年間の観測データでは、観測率が60%を超え、オーロラの見えやすい時期と言えます。
[12月・1月]
12月出発以降は、雪が積もっていれば、犬ぞりなどのオプショナルツアーにご参加いただけ、滞在中の楽しみも増えます。また、ヘルシンキでは12月初旬からクリスマスまで、クリスマスマーケットが開催されており、クリスマスの雰囲気を味わうことができます。
[2月・3月]
2月・3月出発も10月・11月同様に観測率が60%を超えオーロラの見えやすい時期と言えます。また、まだこの時期は例年雪が残っているので、雪の中で行うオプショナルツアーにもご参加いただけます。
ロヴァニエミ
サンタクロースに会える街-
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 11.2 3.3 -1.8 -5.1 -8.1 -7.7 -2.8 最低気温(℃) 5.7 -0.5 -5.8 -10.3 -13.3 -12.5 -8.9 降水量(mm) 58 55 54 51 43 37 38 【フィンランド・ロヴァニエミ】
北極圏の入り口から8km南に位置するラップランド州の州都です。1944年、第二次世界大戦で街のほとんどが破壊されてしまったのですが、世界的に著名なフィンランド建築家アルヴァ・アアルトによる都市計画によって再建されました。サンタクロースの故郷として有名なサンタクロース・ビレッジは市内から北に8km北上した北極圏の罫線上に位置し、ここに行けば一年中サンタクロースに会うことが出来ます。
トロムソ
「北欧のパリ」と称される美しい街-
©Yngve Olsen - Visit Norway
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 12 6 3 1 -2 -1 1 最低気温(℃) 6 2 -1 -3 -6 -5 -4 降水量(mm) 143 129 89 103 95 102 82 【ノルウェー・トロムソ】
オーロラベルトの真下に位置し、世界的に名高いオーロラ研究の拠点としても知られるトロムソは、北極圏最大の都市です。暖流の影響で、同じ緯度の都市と比べて比較的温暖な気候も魅力。船上からオーロラを観賞できることで人気の「フッティルーテン」もこの街に寄港します。
レイキャビク
観光とオーロラを楽しめる街-
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 13 8 4 5 3 4 5 最低気温(℃) 7 3 0 1 -3 -2 -1 降水量(mm) 138 77 73 82 103 73 92 【アイスランド・レイキャビク】
国土のほぼ全体がオーロラベルトに位置するアイスランドでは、首都レイキャビクからもオーロラ観賞が可能です。北米と比べると比較的気温が高く、観光・アクティビティも豊富なため、オーロラも観光もどっちも楽しみたい方におすすめの渡航先です。
カナダ・アラスカ きれいなオーロラが見たい!本格的なオーロラの写真が撮りたい方におすすめ!
フェアバンクス
アラスカ第2の都市-
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 13 0 -11 -17 -19 -13 -5 最低気温(℃) 2 -8 -21 -26 -28 -26 -20 降水量(mm) 27 20 17 18 14 11 9 【アラスカ・フェアバンクス】
世界でも有数の晴天率を誇るフェアバンクスは北米屈指のオーロラ観測地。オーロラシーズンとなる冬は非常に厳しい寒さとなりますが、夜オーロラが出現する時間帯に十分な暗さとなる8月中旬から9月頃までは、アメリカ最大の国立公園のひとつ「デナリ国立公園」の観光も同時に楽しめます。
ホワイトホース
自然公園と美しい風景で有名な街-
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 12 -5 -5 -9 -9 -9 0 最低気温(℃) 3 -2 -11 -15 -16 -18 -11 降水量(mm) 35 24 20 17 19 12 12 【カナダ・ホワイトホース】
カナダではイエローナイフと並ぶオーロラ観測地として有名なホワイトホース。オーロラベルトの端に位置するため、イエローナイフに比べると若干オーロラ遭遇率は劣るものの、気候的にはイエローナイフほど寒さは厳しくないと言われています。また、イエローナイフよりも日本人遭遇率も低く、ゆったりと滞在いただけるのが魅力です。
イエローナイフ
世界屈指のオーロラ遭遇率を誇る街-
月 9 10 11 12 1 2 3 最高気温(℃) 10 1 -10 -18 -22 -18 -11 最低気温(℃) 4 -4 -18 -26 -30 -28 -23 降水量(mm) 36 30 25 16 14 14 14 【カナダ・イエローナイフ】
オーロラ観賞の聖地・イエローナイフでは、3日間の滞在でオーロラ遭遇率は驚異の約95%と言われています。湖面が凍結していない夏~秋にかけては、運が良ければ湖面に映る「逆さオーロラ」を望むことも可能。オーロラをメインに楽しみたい方には定番の渡航先です。
<気温・降水量の参考資料>
ロヴァニエミ以外の各都市:JATANAVI
ロヴァニエミ:世界各都市の気候データ
オーロラ観賞時の服装と撮影ポイント
オーロラ観賞時の理想的な服装- オーロラ観賞時の理想的な服装
- スキー帽。耳を入れてかぶることが必要です。目出帽、フェイスマスク等を用意してもいいでしょう。帽子
- 手袋は、ミトン型が望ましく、中で指が動くくらいの大きめのものがよいでしょう。上着の上にかぶせて着用します。手袋
- 吸水性のよい木綿製の長袖シャツ。身体にフィットするものがよいでしょう。タイツやスパッツなどを2枚以上重ね着することをおすすめします。綿の靴下の上に厚手のウールの靴下を着用しましょう。下着
- 首周りマフラー又はハイネックのセーター
- 上着スキーウェアまたは腰まである厚手のジャケット。風を通さないものをおすすめします。ウェアの下はセーターなどを着用しましょう。
- ズボンスキーウェアのように風を通さない厚手のものがベストです。
- 靴靴は、少なくともくるぶしの上まであり、裏底が厚くギサギサがついたものが望ましい。

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オーロラは夜間撮影。しかも氷点下での撮影となります。オーロラの感動を何とか形に残すために、こんな準備をお勧めします。
【カメラ】ご使用になるカメラの機能をメーカー、専門店、インターネットサイトなどで確認しましょう。一般的に28mm以上の広角レンズ、バルブ撮影機能が必要です。また、デジカメに使用される電池は寒さに弱い場合が多く、電源すら入らない場合があります。詳しくご確認される事をおすすめします。
【三脚・レリーズ】手振れを防ぐためにあると便利です。
【懐中電灯】夜間なので手元を確認したりするのに便利です。
【手袋】氷点下ではカメラや三脚を素手で触ると凍傷の危険性がありますので手袋の着用をおすすめします。
【予備の電池】低い気温の中では電池の消耗が早く、カメラが正常に作動しなくなりますので予備の電池を多めに用意することをおすすめします。
【カメラバック
(ビニール袋可)】撮影後、暖かい室内にカメラを持ち込む場合はカメラバックか蓋がきちんと閉まるバック(ビニール袋の場合は真空状態にする必要があります)に入れてから持ち込むようにしましょう。屋外と室内では温度差が大きく、そのまま持ち込みますとカメラが結露してしまい故障の原因となる恐れがあります。
※オーロラは自然現象であるため、ご旅行中に必ずしもご覧いただけるとは限りません。その場合でも旅行代金の返金はございませんので、予めご了承ください。